中量級から3人が最高峰に昇格

王者小椋藍、総合5位フェルミン・アルデグエ、総合12位ソムキアット・チャントラがプレミアクラスに初参戦

チャンピオンシップ77年目のシーズンに中量級でタイトルを獲得した小椋藍を筆頭に総合5位フェルミン・アルデグエ、総合12位ソムキアット・チャントラがプレミアクラスに初参戦。開幕戦タイGPから史上最多22戦によるルーキー・オブ・ザ・イヤーの争いが始まる。

小椋藍

シェル・アドバンス・アジア・タレント・カップ、レッドブル・ルーキーズ・カップ、Moto3™ジュニア世界選手権を経由し、2019年から軽量級にフルエントリーライダーとして参戦を開始。参戦1年目の参戦17戦目となった第14戦アラゴンGPで初表彰台を獲得。参戦2年目に全15戦中7度の表彰台を獲得して総合3位に進出した後、2021年から中量級に挑戦すると、参戦11戦目の第11戦オーストリアGPで初表彰台、参戦2年目の参戦24戦目となった第6戦スペインGPでキャリア初優勝を挙げ、そのシーズンは3勝を含め7度の表彰台を獲得して総合2位に進出。

参戦3年目はプレシーズンのテスト直前に左手首を脱臼骨折したことから出遅れて総合9位に後退したが、参戦4年目の2024年は、ダンロップタイヤを装着したカレックス機からピレリタイヤを履いたボスコスクロ機に乗り換え、3勝を含む8度の表彰台を獲得し、第17戦タイGPで日本人として7人目、アジア・タレント・カップ出身者として初めてチャンピオンに輝く。

生年月日: 2001年1月26日(開幕戦時24歳)
参戦数: 111戦
優勝数: 6勝
表彰台獲得数: 27回
ポールポジション獲得数: 6回

Ai Ogura, Trackhouse MotoGP™ Team, Barcelona MotoGP™ Official Test
Ai Ogura, Trackhouse MotoGP™ Team, Barcelona MotoGP™ Official Test

フェルミン・アルデグエ

ヨーロピアン・タレント・カップ、ストック600欧州選手権に参戦した後、2021年にMoto2™欧州選手権でオープニングレースから9レース連続優勝を達成してチャンピオンに輝くと、同年はMotoE™ワールドカップにもレギュラー参戦。

2022年から中量級にレギュラー参戦を開始。参戦37戦目となった第9戦イギリスGPで初優勝を挙げると、第15戦インドネシアGPから最終戦バレンシアGPまで6戦連続の表彰台、第17戦タイGPから4戦連続の優勝を挙げ、参戦2年目に総合3位に進出。参戦3年目は3勝を含む5度の表彰台を獲得して総合5位。

生年月日: 2005年4月5日(開幕戦時19歳)
参戦数: 67戦
優勝数: 8勝
表彰台獲得数: 12回
ポールポジション獲得数: 8回

Fermin Aldeguer, Gresini Racing MotoGP™, Barcelona MotoGP™ Official Test
Fermin Aldeguer, Gresini Racing MotoGP™, Barcelona MotoGP™ Official Test

ソムキアット・チャントラ

シェル・アドバンス・アジア・タレント・カップ参戦3年目に3代目王者に輝き、Moto3™ジュニア世界選手権を経由して、2019年から中量級にレギュラー参戦。1年目総合21位、2年目総合25位、3年目総合18位。中量級50戦目、キャリア51戦目となった参戦4年目の第2戦インドネシアGPで初優勝(初表彰台)を挙げて総合10位に浮上。5年目は総合6位。6年目は第17戦タイGPの4位が最高位の総合12位。

生年月日: 1998年12月15日(開幕戦時26歳)
参戦数: 107戦
優勝数: 2勝
表彰台獲得数: 6回
ポールポジション獲得数: 2回

Somkiat Chantra, Klaus Nöhles, IDEMITSU Honda LCR, Barcelona MotoGP Test 2025
Somkiat Chantra, Klaus Nöhles, IDEMITSU Honda LCR, Barcelona MotoGP Test 2025

3人は最終戦ソリダリティGP後に今季から所属するチームからオフィシャルテストに参加。テストデビューすると、1月31日からシェイクダウンテスト、2月5日からオフィシャルテストに参加。デビューシーズンに向けて本格的な準備に取り組む。

2025年フルエントリーライダーの1年目成績

2024年
ペドロ・アコスタ(総合6位/最高位2位/表彰台5回)
2022年
マルコ・ベツェッキ(総合14位/最高位2位/表彰台1回)
・ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(総合20位/最高位8位)
・ラウール・フェルナンデェス(総合22位/最高位12位)
2021年
ホルヘ・マルティン(総合9位/優勝1回/表彰台4回)
・エネア・バスティアニーニ(総合11位/最高位3位/表彰台2回)
・ルカ・マリーニ(総合19位/最高位5位)
2020年
ブラッド・ビンダー(総合11位/優勝1回/表彰台1回)
・アレックス・マルケス(総合14位/最高位2位/表彰台2回)
2019年
ファビオ・クアルタラロ(総合5位/最高位2位/表彰台7回)
・ジョアン・ミル(総合12位/最高位5位)
・フランチェスコ・バグナイア(総合15位/最高位4位)
・ミゲール・オリベイラ(総合17位/最高位8位)
2018年
フランコ・モルビデリ(総合15位/最高位8位)
2017年
ヨハン・ザルコ(総合6位/最高位2位/表彰台3回)
・アレックス・リンス(総合16位/最高位4位)
2015年
マーベリック・ビニャーレス(総合12位/最高位6位)
・ジャック・ミラー(総合19位/最高位11位)
2013年
マルク・マルケス(総合1位/優勝6回/表彰台16回)

太文字は新人王

リイマジンド

再創造!
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