シェイクダウンテスト~ファビオ・クアルタラロが1分57秒台に進出

3日間のテストが終了。2月5日からレギュラーライダーたちが勢揃いするオフィシャルテストが当地セパンで開催

プレミアクラスは、2月2日に第20戦マレーシアGPの開催地ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットシェイクダウンテストの3日目、最終日を実施。ファビオ・クアルタラロが最後のランで1分57秒台を2回連続して刻み、トップタイムを記録した。

ヤマハ

コンセッションの規定を利用して、ランク『D』のヤマハはファクトリーチームとセカンドファクトリーチームに所属する4人のレギュラーライダーたちが2日目から参加。セッションスタートの10時00分と同時にチームメイトのアレックス・リンスとテストを開始したファビオ・クアルタラロは、昨年11月に当地で開催された第19戦マレーシアGPの決勝レースで記録したレース中のベストラップ(2分00秒125)を大幅に上回り、公式予選で記録した8番時計(1分57秒592)に接近する1分57秒794を刻めば、11月のオフィシャルテストでヤマハ勢の最後尾となる22番手だったジャック・ミラーは2番手に進出。

テストライダー

1日目と2日目にテストを実行したアンドレア・ドビツィオーソに替わって、アウグスト・フェルナンデェスが走行。ヤマハ機に慣れることを目的に55ラップを周回すれば、2日間テストプログラムに集中した中上貴晶は、新人ソムキアット・チャントラをサポート。テスト2日目のアレイシ・エスパルガロは昨年の公式予選1で記録した6番時計(1分58秒107)を0.01秒更新する1分58秒106の3番時計を刻んだ。

Ai Ogura, Sepang Shakedown Test 2025
Ai Ogura, Sepang Shakedown Test 2025

ルーキーライダー

1日目に55ラップ、2日目に48ラップを周回した小椋藍は、最新アイテムが搭載されたアプリリア機に乗り込んで64ラップを周回。3日間で8.35レースに相当する167ラップを周回し新人勢の最高位となる4番手に進出すれば、最初の2日間で83ラップを周回したフェルミン・アルデグエは午前中に転倒を喫したが、43ラップを周回して6番手。2日目から走行を始めたソムキアット・チャントラは66ラップを周回。

オフィシャルテスト

3日間のシェイクダウンテストは終了。3日後の2月5日から3日間、当地でオフィシャルテストが開催され、11チーム22人のレギュラーライダーたちが参加する。

非公式リザルト3日目

1. ファビオ・クアルタラロ: 1分57秒794
2. ジャック・ミラー: 1分58秒103
3. アレイシ・エスパルガロ: 1分58秒106
4. 小椋藍: 1分58秒208
5. ポル・エスパルガロ: 1分58秒291
6. フェルミン・アルデグエ: 1分58秒421
7. アレックス・リンス: 1分58秒489
8. ミゲール・オリベイラ: 1分58秒526
9. ダニエル・ペドロサ: 1分59秒080
10. ミケーレ・ピロ: 1分59秒508
11. ロレンソォ・サバドーリ: 1分59秒843
12. アウグスト・フェルナンデェス: 2分00秒115
13. ソムキアット・チャントラ: 2分00秒550

オールタイムラップレコード: 1分56秒337(2024)
ベストレースラップ: 1分58秒979(2023)
テストベストラップ: 1分56秒682(2024)

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