ホセ・アントニオ・ルエダが最後尾から優勝

4人の新人が躍進、山中琉聖8位、古里太陽ペナルティが科せられて12位、アンヘル・ピケラスとジョエル・ケルソが転倒

第7戦イギリスGP決勝レース(周回数15ラップ)は、5月25日現地時間14時50分からシルバーストン・サーキットで行われ、1番時計を記録した公式予選で他車の走行に影響を与えた低速走行により、最後尾の26番グリッドからスタートしたホセ・アントニオ・ルエダが1ラップ目18番手、2ラップ目14番手、7ラップ目5番手、11番手3番手、13ラップ目1番手に浮上。

最後は1対1のバトルとなったマキシモ・キレスに競り勝って、3戦連続5度目の優勝。『Moto3™』で最後尾グリッドから優勝を挙げたのは、2016年第4戦スペインGPのブラッド・ビンダー、2023年第9戦イギリスGPのダビド・アロンソに続く3人目。

気温16度、路面温度32度のドライコンディションの中、当地を初めて訪れた5番グリッドのマキシモ・キレスは0.046秒差の2位。参戦3戦目で表彰台を獲得すれば、6番グリッドのルカ・ルネッタは、他車との接触が原因で科せられたロングラップペナルティを7ラップ目に消化して14番手まで後退したが、2023年9月の第12戦アラゴンGP以来今季初の表彰台となる3位を獲得。

ポールポジションのアルバロ・カルペと8番グリッドのバレンティン・ペローネは4位と5位。10番グリッドのグイド・ピニは7位。4人の新人がトップ7に進出すれば、3番グリッドのダビド・アルマンサは初日に他車の走行に影響を与える低速走行で科せられたロングラップペナルティを2ラップ目に消化して6位。

13番グリッドの山中琉聖は公式予選2の低速走行で科せられたダブルロングラップペナルティを2ラップ目と4ラップ目に消化して1.778秒差の8位。14番グリッドのビセンテ・ペレスと11番グリッドのニコラ・カラーロがトップ10入り。

19番グリッドの古里太陽は、14ラップ目にグループ争いの中でファステストラップを刻み、表彰台獲得に向けて挑戦したが、最終ラップの16コーナーで2番グリッドのアンヘル・ピケラスと接触。古里は4番手でフィニッシュラインを通過したが、3秒加算のペナルティが科せられて12位。ピケラスは転倒リタイア。20番グリッドのルケ・モードレーは第5戦スペインGPで他車の転倒を引き起こした行為により、ダブルロングラップペナルティが科せられて20位。

4番グリッドのジョエル・ケルソはトップ走行中の4ラップ目17コーナーで転倒。7番グリッドのダビド・ムニョスは3番手走行中の5ラップ目7コーナーでイン側から進入してきたルカ・ルネッタと接触して転倒。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのホセ・アントニオ・ルエダは25ポイントを加算。転倒リタイアした総合2位アンヘル・ピケラスと総合3位ジョエル・ケルソに対して、アドバンテージを2戦では逆転が不可能な54ポイント差と64ポイント差に拡大。総合5位古里太陽は79ポイント差の5位、総合9位山中琉聖は99ポイント差の9位を維持した。

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