持続可能性を促進するパドック

MotoGP™』はシーズン及びイベントにおいて、現在そして将来を見据えて、より環境に優しいパドック作りに取り組み、例えば、開催地のプロモーターと協力して、グリーンエネルギーの使用量増加や水飲み場設置によるプラクティス削減など、あらゆる活動を導入、そして実行している。

2020年以降、サーキット内でのメディアサービスにおいても環境保護を促進。セッション毎に通知されていたリザルトはデジタル化され、メディアセンターで紙の不使用を徹底。メディアガイドなどの資料も紙媒体からデジタルに移行した。

スポーツは前向きな影響を高める手段を常に模索しており、近年特に際立つ活動は、余剰食品の回収。グランプリ終了後、地元のフードバックに寄与することが恒例となり、2022年6月にはTT・サーキット・アッセンに向けてザクセンリンクから移動してきた54台のチームトラックと地元オランダの慈善活動団体の協力を得て、慢性疾患や知的障害のある子供たちをトラックに乗せるチャリティコンボイを実現。子供たちの幸せな笑顔を見ることができた!

もちろん、サーキットとライダーたちも積極的に活動に協力。サーキット内外で植樹活動に取り組めば、『MotoGP™』と『MotoE™』にタイヤを供給するミシュランは、2050年までに全ての分野で持続可能な原材料の使用率を100%に到達させる世界的な目標を設定。

革新的な技術を開発する研究所的な役割を担う『MotoGP™』と共に、持続可能な社会の実現に向け、脱炭素社会、循環経済への移行を促進する一連のテクノロジーソリューションを提供する『MotoE™』は、パートナーたちと最先端技術を検証。そこで誕生した全てのイノベーションの最終的目的地が世界中の何百万人もの消費者であることから、その過程において、世界をより良い方向に変えて行く。

トラック外のもう1つの例は、『MotoGP™』とチャンピオンシップのコネクティビティサプライヤーであるタタ・コミュニケーションズによるライブ中継のリモート化であり、この取り組みにより、世界各地の開催地に移動する人員と機材を大幅に減少させることができる一方で、ピットレーンからテレビコンパウンドまで、イノベーションの限界を押し広げることで、視聴体験の向上をもたらしている。

より広い世界で、そしてパドックで『Racing Together』を実行するということは、まさにそのことを意味している。