ヤマハのフィロソフィーとは?

リン・ジャービスがマネージメントの哲学を説明。黄金時代の復帰に向け、クアルタラロ&ビニャーレス体制に期待。

オフィシャルポドキャス『Last On The Brakes(ラスト・オン・ザ・ブレーキズ)』は、ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクターのリン・ジャービスを招待。2015年以来となる3冠を視野に入れたチーム体制のマネージメントに対する哲学を説明した。

「3つの『D』、つまり、『Delicacy(繊細さ)』、『Diplomacy(外交)』、そして『Difficulty(困難さ)』だと、私は言うことができます。我々が一緒にトリプルクラウンを達成したとき、バレとは4回、ホルヘとは3回獲得したとき、そして彼らと一緒に過ごした当時は、最もやり甲斐がある時期だったと思います。」

「彼らがチームに所属していたとき、我々は一緒に4度のチャンピオンシップを制覇しました。これは多くのポジティビティとフィードバックを与えてくれましたが、ハイレベルのアスリートは、自分の目標と目的に対して非常に集中し、最後に心配することは、チームメイトの成績です。一人ひとりを個人として世話をすることに努める必要があり、対応は常に公平であることを確認しなければいけません。それは必ずしも全てにおいて、常に等しいという意味ではありません。」

「我々のライダーたちに対する我々の哲学は平等ですが、1人がそれを望み、もう1人もそれを望む場合、自分自身を分割することを確認します。このスポーツでは、大きなエゴが存在し、ライダー、エゴ、環境、期待感、そして、要求を満たすことができるかどうかを管理する必要があります。これは非常に困難ですが、私はAというライダーとBというライダーの替わりに、2人のトップライダーを常に起用します。これは刺激的であり、挑戦的です。」

「来年のチームは良くならなければいけないと思います。今年のチームは良いですが、来年も良いでしょう。トップレベルにある2人のヤングガンです。我々の願いは、同じ勝利の時代に戻ることです。我々はそれに向けてトライします。」

序盤2戦が終了した時点で、ファビオ・クアルタラロが総合1位、マーベリック・ビニャーレスが総合2位、バレンティーノ・ロッシが総合6位、フランコ・モルビデッリが総合10位。コンストラクター部門では、ヤマハが総合1位。チーム部門では、ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームが総合1位、モンスター・エナジー・ヤマハ・MotoGPが総合2位に進出。

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