改訂されたコンセッションシステムの導入

グランプリコミッションは、最終戦バレンシアＧＰが開催されたサーキット・リカルド・トルモでプレミアクラスの優遇措置の制度、コンセッションシステムに関して、２０２４年に施行することを決定。

譲渡の付与及び解除の基準が更新されたコンセッションシステムは、モーターサイクルスポーツ製造者協会と全会一致で合意され、全てのファクトリーは、チャンピオンシップの利益のために、この提案に承認を与えた。

譲渡は２つのウインドウ（期間）で計算され、最初の期間はシーズン最初のイベントから最後のイベントまで。２つ目の期間は、サマーテスト禁止後の最初のイベントから次のシーズンのサマーテスト禁止前のイベントまで。

ファクトリーは、各期間で獲得した最大ポイントのパーセンテージに応じて、Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄのランクに区別される。このランクによって、許可されるテスト日数とテストに参加するライダー、ワイルドカードの出場、エンジン基数、エンジン仕様と凍結、エアロボディのアップデート、テスト用に供給されるタイヤ本数が決定される。

* ワイルドカードはエンジン仕様及び凍結の対象外。サマーテスト禁止前に、最大３つのワイルドカードが許可され、サマーテスト禁止後は、最大３つのワイルドカードが許可される。

** 以前のエアロ仕様は放棄する必要がある。

コンセッションは、２つのウインドウで計算される。

ウインドウ１：シーズン最初のイベントから最後のイベントまで
ウインドウ２：サマーテスト禁止後の最初のイベントから次のシーズンのサマーテスト禁止前のイベントまで

ウインドウ２の間に、メーカーがランクを変更する場合、次の権限が付与される。

即時施行
・テストタイヤの本数は、メーカーが既に減少された本数を超える本数を使用した場合を除き、ランクに応じた増減

・契約ライダーの有無にかかわらないプライベートテスト

・シーズン残りのグランプリサーキットまたはメーカーが指名した３つのサーキットでのテスト

・ワイルドカード数の増加または減少。テスト禁止後の期間については、グランプリコミッションによって既に承認されていたワイルドカードのキャンセルを含む

・エアロのアップデートは、ランクに応じて増減（メーカーが既に放棄したエアロ仕様よりも多くのエアロ仕様を使用している場合は除く）

・ランクＣからＤに変更する場合、エンジン基数の増加、エンジン仕様の自由、以前に放棄された場合、エアロのアップデート１回の許可

次のシーズンに向けて
・ランクＤからＣに変更する場合、エンジン基数の減少。シーズン終了までにランクＤに戻らない限り、エンジン仕様は凍結