プレミアクラスのシェイクダウンテスト2日目は2日、ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで行われ、改訂された優遇措置、コンセッションの『D』ランクに区別されたホンダとヤマハのレギュラーライダー、ジョアン・ミル、ルカ・マリーニ、ヨハン・ザルコ、中上貴晶、ファビオ・クアルタラロ、アレックス・リンスの6人がテストライダーたちに合流し、テストプログラムを開始。
セッションスタート時に路面温度が50度に到達したが、終了2時間前に現地特有のスコールにより、赤旗が提示された。
ホンダ
スタート時間の10時00分、11月のオフィシャルテストを再現するように、誰よりも早くトラックに飛び出した新加入のルカ・マリーニは、前回と同じバイクに乗り込み、ドゥカティ機からの乗り換えとホンダ機の適応を目的にエルゴノミクスを中心としたプログラムに着手。31ラップを周回すると、2年目のジョアン・ミルもバレンシアで使用したバイクから乗り始め、39ラップを周回。
ヨハン・ザルコと中上貴晶もテストライダーのステファン・ブラドルに合流。最多51ラップと38ラップを周回した。
ヤマハ
2機の2023年型と1機の2024年型を各ライダーに準備。初日からテストに取り組むカル・クラッチローに合流したファビオ・クアルタラロは32ラップを周回して2番時計を刻めば、アレックス・リンスは昨年6月に骨折した右脚の脛骨腓骨の回復具合を確かめながら47ラップを周回して4番時計を記録。
アプリリア
初日に5機を使用したロレンソォ・サバドーリは、6機に乗り込んで54ラップを周回。チームマネージャーのパオロ・ボノラは「我々はバレンシア後にライダーを招集し、風洞試験に多くの時間を費やしました。その結果がこれです。我々は10機を準備し、サバドーリはトラックハウス・レーシングに供給するバイクを含めて、オフィシャルテストに向けて全ての準備を整える責任があります」と説明。
ドゥカティ
ミケーレ・ピロは初日に引き続き、2機を使用して36ラップを周回。
KTM
テストライダーとして作業を開始したポル・エスパルガロは、30ラップを周回して1番時計を記録。ダニ・ペドロサは28ラップを周回して5番手。
初日に1分59秒台を3回記録して2番手だったペドロ・アコスタは、42ラップを周回して、1分59秒台を12回、1分58秒台を6回刻んで3番手だった。
1 | Pol Espargaro (Red Bull KTM Factory Racing) | 1:58.241 |
2 | Fabio Quartararo (Monster Energy Yamaha MotoGP™) | + 0.283 |
3 | Pedro Acosta (Red Bull GASGAS Tech3) | + 0.290 |
4 | Alex Rins (Monster Energy Yamaha MotoGP™) | + 0.409 |
5 | Dani Pedrosa (Red Bull KTM Factory Racing) | + 0.431 |
6 | Joan Mir (Repsol Honda Team) | + 0.846 |
7 | Johann Zarco (CASTROL Honda LCR) | + 0.850 |
8 | Luca Marini (Repsol Honda Team) | + 0.971 |
9 | Takaaki Nakagami (IDEMITSU Honda LCR) | + 1.028 |
10 | Stefan Bradl (HRC Test Team) | + 1.529 |