アプリリア・レーシングは、第7戦イタリアGPのグランプリレースでマルコ・ベッツェッキがポールポジションから優勝。第3戦アメリカGP以来4戦ぶり今季4勝目、プレミアクラスで10勝目、キャリア通算16勝目に到達。
イタリア人としては、ロリス・カピロッシ、バレンティーノ・ロッシ、アンドレア・ドビツィオーソ、ダニロ・ペトルッチ、フランチェスコ・バグナイアに次ぐ、6人目となるアウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロでの優勝を達成。
同時に、アンドレア・ドビツィオーソ、ダニロ・ペトルッチ、フランチェスコ・バグナイアに次ぐ4人目となるイタリア製のバイクを走らせての優勝となり、プレミアクラスにおいて、イタリアがチャンピオンシップ史上最多勝を更新する299勝目に到達。
チームメイトのホルヘ・マルティンは3番グリッドから2位を獲得し、アプリリア・レーシングが2022年の3位が最高位だったトラックで今季4度目のワンツーフィニッシュを達成。
さらに、ホルヘ・マルティンがフリープラクティス2、マルコ・ベッツェッキがティソ・スプリントでチャンピオンシップ史上最高速度となる『368.6 km/h』の記録を打ち立てた。
ムジェロ初優勝を成し遂げたアプリリア・レーシングの最高経営責任者マッシモ・リボラは「長く記憶に残る週末となりました。モンスターエナジーとの初戦で、卓越したライダー陣、強力なサテライトチーム、他に類を見ないファクトリーチーム、そしてイタリアの誇りに満ちたチーム全体の力によって、ありとあらゆる記録を塗り替えました」と称賛。
「ムジェロのようなサーキットで数々の記録を打ち立てることは、まさに唯一無二の経験です。ホルヘ・マルティンとマルコ・ベッツェッキは、アプリリア機と共に『368.6 km/h』という記録的なスピードで歴史に名を刻むことでしょう。」
「マルコのポールポジションとレースは、アレックス・ザナルディに捧げられたヘルメットも相まって、特に感動的なものでした。アレックス・ザナルディは、全ての人にとって人生と決意の模範となる人物です。」
ムジェロ初優勝&ダブルポディウム
「正直なところ、まるで子供のように楽しんでいます。本当に特別な瞬間です。先日はライダーたちと一緒に、ピアジオの本拠地であり、象徴的なベスパの発祥地でもあるトスカーナのポンテデーラを訪れました。そこで大勢の観客と一緒に過ごし、そしてその翌週には表彰台の頂点に立ったことは、とても刺激的な経験でした。」
高い総合力と絶え間ない努力
「我々がほぼ全てのトラックで競争力を持っていることは証明済みです。どのトラックに対しても、それぞれの個性と得意分野を持つ強力なライダーが2人います。自信を持って前を見据えつつも、謙虚さを忘れることはありません。」
「私が最も誇りに思うのは、金曜日は必ずしも最速ではないものの、週末を通して改善していくことができる点です。これは、ファビアーノ・ステルラッキーニ、彼のグループのエンジニアたち、そしてライダーたちの努力が常に報われていることを示しています。」
王者マルク・マルケスとの対決
「マルク・マルケスが100%の状態に戻るのが待ち切れません。なぜなら、それが我々にとってモチベーションになるからです。彼を倒します。彼が最強のライダーだからです。昨年のレースについて言えば、それを簡単に言えば、マルコは前のライダーに比べてスピードを出しすぎていて、差を正しく判断できませんでした。そういうことは起こり得ます。」
コンストラクター部門で総合1位、チーム部門で総合1位、ライダー部門で総合1位と総合2位に躍進する立役者の1人、テクニカルディレクターのファビアーノ・ステルラッキーニは「バルセロナのような複雑な週末の後で挽回することは非常に重要でした。」
「つまり多くの転倒や、以前のレースと比べてパフォーマンスを発揮できませんでした。そして、その挽回は日曜日に実現しました。」
「ムジェロは、紙面上では特に有利なトラックとは言えませんが、入念な準備を経て、スピードレコードとトラックレコードの両方を達成できたことは、我々の仕事の質の高さを証明する重要な証拠となります。」
「週末はライダーとのミーティングや分析を通じて、ライディングスタイル、バイクのセッティング、電子制御など、あらゆる面を改善できる可能性があります。1000分の1秒が非常に重要であり、結局のところ、哲学は常に同じです。」
「つまり、無数の水滴が集まって広大な海となるように、我々はもっと多くの改善点を見つける必要があります」とさらなる飛躍に向けてアプリリア機『RS-GP』の改善を継続することを強調。
アプリリア・レーシングは、今週末に昨年マルコ・ベッツェッキが2番グリッドから7位と3位、ホルヘ・マルティンが17番グリッドから9位と4位に進出したバラトンパークに挑戦する。