「あらゆるインシデントの後には、そこから何を学べるかを見極める」

チャンピオンシップのチーフスポーティングオフィサーが第6戦カタルーニャGPのインシデントを受け、プレミアクラスに参戦する全11チームとの間で協議が始まった安全面の強化を説明

チャンピオンシップの商業権と放映権を所有する『MotoGP Sports Entertainment Group』のチーフスポーティングオフィサー、カルロス・エスペレータは第7戦イタリアGPの初日に国際中継の招待を受け、前戦カタルーニャGPで発生したインシデントに関して、安全面の協議が既に始まっていることを説明した。

「バルセロナでのレース後、レースディレクションと我々は一丸となって、できるだけ早く全てのチームと連携を取り、改善すべき点がないかを確認し、話し合い、セーフティコミッションではライダーたちとも意見を交換します。」

MotoGP Chief Sporting Officer Carlos Ezpeleta
MotoGP Chief Sporting Officer Carlos Ezpeleta

「あらゆるインシデントの後には、そこから何を学び、何を改善できるかを検討する必要があります。バルセロナで施行されたレギュレーションとプロセスは正しかったという点で、チーム間で意見が一致しており、これが正しい出発点だったと考えます。」

リスタートとプロシージャはレースディレクターの管轄

「昨日、レースディレクションが各チームと協議した際、一連の手順が正しかったという点で意見が一致しました。トラックに問題はなかったのは明らかです。両レースのリスタートが決定された時点で、2人のライダーはともに意識があり、大きな危険は回避していたため、その手順に従いました。これはレースディレクションの決定です。」

議論の焦点

「チームと検討し始めた改善点が幾つかあります。1つはグリッド。ライダー間の間隔を広げ、1コーナーへの進入時にライダーが操縦しやすいように変更することを検討しています。もう1つはホールショット全般です。」

MotoGP™, Grand Prix, Monster Energy Grand Prix of Catalunya
MotoGP™, Grand Prix, Monster Energy Grand Prix of Catalunya

「バイクに関しての検討事項は2つ。1つはヨハン・ザルコのクラッシュを受けて、リアホイール周辺、スイングアーム付近の保護対策です。もう1つはペドロ・アコスタのようにバイクの不具合が発生した場合、そのエリアに接近するバイクに警告を発する仕組みです。アレックス・マルケスの場合は非常に接近していたため、警告を発しても、おそらく大きな違いはなかったかもしれませんが、他の場面では、大きな違いを生む可能性があります。」

「このように4点を検討しています。今週末までに間に合うように対応することはできませんが、これらを改善することで、変化をもたらすことができると考えています。」

MotoGP™, Grand Prix, Monster Energy Grand Prix of Catalunya
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グリッド

「グリッドデザインについては、全11チームが満場一致で検討すべきだという意見が出ており、今日ライダーたちと最も理にかなった案について協議する予定です。できるだけ早く、遅くとも2027年までに実施すべきだという意見があります。グリッドの変更はスポーツにとって大きな変化であり、スタートラインから最終コーナーまでのスペースによっては、トラックのより大きな変更が必要になる場合もあります。」

ホールショットデバイス

「ホールショットデバイスについては、議論に期限があります。新しい規則により、ホールショットデバイスは2027年に存在しなくなるからです。そのため、今年中に何ができるかについて話し合う必要があります。」

「これらの提案と検討は、基本的に全てのサーキットを対象としていますが、1コーナーへのブレーキングがそれほど強力ではないため、ホールショットデバイスが解除されないリスクがあるサーキットがこの先2つ残ってします。この問題は現在各メーカーに検討事項として提示されており、各メーカーは全てのサーキットでこの問題を考慮に入れなければいけません。」

MotoGP™, Grand Prix, Monster Energy Grand Prix of Catalunya
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保護対策

「残念なことに、ヨハン・ザルコのインシデントは最も衝撃的なものでしたが、このスポーツでこのようなインシデントが起きたのは今回が初めてではありません。最終的な判断はメーカーに委ねられていますが、解決策を見出すことは、それほど難しいことではないと考えています。」

セーフティコミッション

「数人のライダーたちと話し合いましたが、彼らがセーフティコミッションに出席して意見を述べることは重要だと考えます。バルセロナでのインシデント後、事態が落ち着く時間が必要だったと思います。残念ながら、あのインシデントは非常に衝撃的なものでした。火曜日にレッドブルリンクでペドロ・アコスタブラッド・ビンダートプラク・ラズガトリオグルエネア・バスティアニーニと一緒にイベントに参加し、48時間が経って少し冷静になった彼らは、下された決定に賛同してくれました。」

MotoGP™, Grand Prix, Monster Energy Grand Prix of Catalunya
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技術規則の改正

「来年、規制が大幅に改正され、スポーツの安全性が向上するだけでなく、スポーツ自体もさらに向上するはずです。我々全員が楽しみにしています。これまで多くのことが成し遂げられてきましたが、まだまだやるべきことは沢山あります。このような週末を迎えるにあたり、こうした議論を重ねていくことが重要です。」

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